ISBN:4140881941 新書 松本 榮一 日本放送出版協会 2006/10 ¥777
 不思議なご縁があるもので、作者の松本榮一さんがダライ・ラマさんの事をお話されるお話会に参加することができた。
松本さんは、朴訥とした語り口でダライ・ラマさんとの出会いから、愛について、思いやりについてということを話された。
印象的だったのは、
松本さんとダライラマさんが一緒に写っている写真をもたれて、
「二人で写っている写真です。ダライラマに手を握ってもらい、
 しりあってから36年、私は愛されていたんだな」
ということを話されていたことでした。
たった一枚の写真なのに、松本さんとダライラマさんの関係性が
でている写真でした。

お話されていたのは
人の縁とは不思議なものだ。

人間には愛が必要。
愛は潤し、恐怖を取り除く。
愛に包まれると、より幸福感に包まれる。

地球の未来は人間性による。
一人ひとりが高い人間性をもちたい。
人間は素晴らしい問題解決能力(クリエイティビティ)
をもっている。

ポジティブに生きるとよい。
愛があるとポジティブになる。
愛があるとやさしくなれる。

愛はすべての生き物にとって重要な要素である。
よりよい人間関係は愛をもつこと。
愛と慈悲は偏見のない心

インドに住んでいるウシャタイという女性。
ある日、自分の子供がなくなった。
ウシャタイは地球上の子供はすべて自分の子供と思うようになった。
本人が決意し、ポジティブに考えることが
自分の心を救う唯一の方法

執着することで自分の可能性が縮まる
執着をやめると可能性は広がる

愛と慈悲≠怒りの心(執着がでてくる)

執着から脱却することは思いやりを育てる

愛は優しさと思いやりでできている

「死を待つ家」での写真
そこには幸せそうに眠っている女性が写っていた。
死に際で人の人生が見えてくる。
愛に包まれるていると死に際も愛に包まれている

というやさしさと愛についてのお話を一時間ほどされた。

お話のあとは、4種類ほどのインドカレーとチャイを飲みながらのお食事会が行われた。

5月になったら、東京でインドについて、ダライラマについての
サロンを開かれるらしいです。

とてもよいお話とおいしい食事を頂き、よい時間をすごしました。

お話をする前に時間があったので、本にサインをいただいた。
そして、ダライラマさんと一緒の時間をすごした人だということもあって、強烈に手を触りたくなり、握手をしてもらった。
このとき、私は自分を愛せないから人を愛せないという指摘を
受けていたばかりなので、
愛はやさしさと思いやりでできている。というお話はとてもタイミングよく私の中にはいってきた。
その中でも、執着することは可能性を縮める。
執着をやめると可能性が広がる。という話はとても自分の中で
納得がいった。

死を待つ家の写真をみて思うのは
私はどういう顔で死ぬのだろうか。と思った。
望むなら、愛に包まれた死でありたいと思う。

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